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守れ!第一次産業

 日本は食糧を海外に依存しすぎています。特に、農業の後継者不足が深刻です。今、何とかしなければ、気候変動による不作等で輸入国が輸出抑制をするようなことにでもなれば、たちまち日本人は飢え死にです。  さらに、今、政府は盛んに「TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)」参加に意欲を示しています。これは、加盟国間の経済制度、即ち、サービス、人の移動、基準認証などに於ける整合性を図り、高い水準の関税撤廃をめざしているもので、2015年までに協定国間の貿易において、工業品、農業品にかかわらず、例外品目の極めて少ない関税撤廃と貿易自由化の実現をめざしたFTA(自由貿易協定)を包括するEPA(経済連携協定)であるとされています。  今までは農作物や畜産品等は、高い関税をかけて守られてきましたが、TPPに参加することになれば、原則関税ゼロとなり、日本の農業に大きな影響が及ぶのは避けられません。  そのため、今でも日本の農業は衰退の一途をたどっている状況の中で、TPPの参加による関税完全撤廃となれば、壊滅的打撃を受けるのは目に見えています。このままでは、冒頭で述べたとおり、不測の事態が起こった場合、絶対に対応できません。  政府は、このTPPへの参加と日本農業の保護との両立をどう対応するのかが懸念されるところです。  しかし、全体の国益を考慮すれば、今、TPPに参加しなければ、資源のない日本はすぐに取り残されてしまうでしょう。そう考えれば、農業従事者が海外の農業品に負けないものを開発することで対抗できる良い機会と捉え、このTPPを逆手に利用して、国内での消費はもとより、海外の富裕層への購買意欲の向上を図り、輸出増加に繋げて発展してほしいと期待しています。

これって教育!?

 今日、JR西日本のいつも利用する小さな駅のきっぷ売り場と改札口で、父親らしき人( T )と男の子( K )の驚きの光景がありました。Kはまだ小学校低学年程度だったと思います。Tが先に自分のきっぷを買って、Kには自分で買わせていたのです。  そこまでは良かったのですが…。なんと!その後のTの様相が豹変!何か腹の虫の居所が悪かったのか?きっぷを買うまでの一部始終は次のとおりでした。Tの声はプラットホームに響き渡っていました。   T 「何してんのよ!はよ買わんかよぉ!」   K 「わからん…??」   T 「何がわからんのよ!?はよせな(早くしないと)ほって(そのままにして)行くぞぉ!」   ここで、Tが先に改札口を通過。   K 「待ってよぉ!だってよぉ…分からんもんよぉ…。」(半泣き)   T 「160円の半分はいくらよ!そんなんも分からんのかぁ!?」(こども半額)   K 「???…」(大泣き)   T 「分からんかったら駅員さんに教えてもらえっ!!」   K 「???わ・か・ら・ん!!」   T 「分からんかったら教えてもらえって言うてるやろ!!」(罵声にエスカレート)  ここまでのやり取りが数回繰り返し行われ、電車到着のアナウンスが流れて、結局、Tが急いでKのきっぷを買う始末。  子どもがきっぷの買い方が分からないのであれば、同行の保護者が父親なら、まず、父親自身が分かるまで教えてあげるのが本当の教育だと思うのですが…。 駅員さんに教えてもらえとは…保護者の自分は何なの?  大衆の面前で分からないと泣いている子どもに対してこの接し方では、虐待じゃないですか?このTは、「親」になれる資格はないと思います。  子どもは親を選べないから…。このままでは、親を好きになれない子どもとなって親への憎悪が増幅され、ひいては親をも殺してしまいかねない発展事案への懸念が残ります。いや、すでにそんな事案が多発しているではありませんか。  親になるための試験に合格した者でなければ親にはなれない法律を作らないといけない時代が来ましたね!

程度の知らない人

 喧嘩がエスカレートするあまり、殴る蹴るの果てに相手を殺してしまったり泣く子を黙らせたい親のわがままな体罰で死ぬまで攻め続けたりと、「 程度の知らない人 」が多くなったと思いませんか?  未成年者に多いのが最初の事例で、初めはいたずらや冗談のつもりがエスカレートして口喧嘩となり、そこから殴る蹴るの大喧嘩に発展して、挙句の果てには相手を死に至らしめてしまう。  また、若い夫婦に多いのが後の事例で、これも最初はしつけのつもりが度を越して、泣きわめく我が子を黙らせたい思いから起こす体罰が徐々に虐待に発展し、それを繰り返すうちに限度を超えてしまう。   このような事件を起こしてしまう人の背景には一体何があるのでしょう。   まず、思いつくのは人の痛みが分からないということでしょうか。  取り返しのつかない事になるまでエスカレートする前に、相手の立場に立って、「自分が言われたら…自分がされたらどう思うか」を考えてみるべきですが、たぶん、このような冷静な判断ができない人なのだと思います。  それでは、なぜ、このような「 程度の知らない人 」を作ってしまうのでしょう。そこには、幼児期のしつけや情操教育が如何に行われたかが大きな要素となっていると思うのです。遅くとも小学校に入学するまでに教育されてしかるべきではないでしょうか。  しかし、中には、夫婦共働きで家族間の交流が少ない環境で育ち、情操教育など受けられずに「身体だけが大人」の人を作ってしまう家庭も多いと思います。それでも、祖父母らが家にいて、子どもの面倒をみることができる家庭環境にある場合は、このようなことは起こりにくいと思うのです。  それが、核家族化が進んでしまった現在では、すでにそんな核家族で育った大人が結婚して子どもができ、その子らが大人になっている現況です。そこには、祖父母は存在しません。人は施設で老い病院で死んでいく時代になったのです。  だから、 人が生まれ、どのようにして死んでいくのかを知らない人がたくさんいます。 核家族のため、また、兄弟がいない一人っ子が多いため、人が生まれ、成長し、老いていくプロセスを互いに分かち合うことができないことから、 生まれてくる喜びや死んでいく悲しみを知る由もありません。  このような家庭環境では情操教育などできるはずはなく、無感動で、人の痛...

鉄は熱いうちに打て

「女子高生が教室で同級生刺し重傷!殺人未遂で現行犯逮捕!」このニュースに驚愕 女子高生が教室で同級生刺し重傷 殺人未遂で現行犯逮捕 横浜 2010年6月15日14時39分配信 産経新聞   15日午後0時25分ごろ、横浜市港北区篠原台町の私立清心女子高校から、「生徒が同級生に刃物で刺された」と119番通報があった。神奈川県警港北署員が駆けつけると、高校1年の女子生徒(15)が教室で同級生に右脇腹を刃物で刺されていた。女子生徒は病院に運ばれたが、重傷という。同署員が同級生の女子生徒(15)から事情を聴いたところ、刺した事実を認めたため、殺人未遂の現行犯で逮捕した。  事件発生時は、2時間目の国語の授業中で、女性教諭が黒板に向かっていたところ、教室の後ろ側が騒がしいため振り返ると、女子生徒が刺されていたという。  もう…これは異常事態ですね。動機が何であれ、今の子どもたちが如何に道徳意識に欠けるかを露呈したように思います。  しかも、女子生徒(男子生徒でも異常ですが…)が、学校に刃物持参(明らかに計画的)で登校し、授業中(相当な殺意)に犯行に及ぶなんて…。私には想定すら出来ません。  これはもう…絶対に異常事態です。子どもたちの道徳教育を早急に見直さなければ、この子たちが大人になって無秩序な社会を産み出し、この子ら自身が不幸を背負うことになりかねません。   「 鉄は熱いうちに打て! 」 と言います。(この意味は「鉄は、熱して軟らかいうちに鍛えよ。精神が柔軟で、吸収する力のある若いうちに鍛えるべきである、というたとえ。」であり、決して叩いたりして虐待してはいけませんよ!)  小さい頃から、人として社会(ここでいう社会とは、集団社会のことであり、保育所等も含みます。)に出る前に、人前で、あるいは相手(他人)に 「やって善い事と悪い事」 の区別がつけられるように、このことだけを意識して育ててほしいと思います。  この 「善悪の区別ができること」 が、人として生きていくうえで最低限必要なルールです。これさえできれば、他の学力等は成長とともに自然に身についていくものだと思います。善悪の区別ができない子どもに、たとえ学力や技術を身につけさせたとしても、その能力を悪事に使ってしまうことになっては元も子もありません。  ここで、子どもたちを正しく育てる...